MAMPとは
ローカルで動作するWebサーバーシステムをMac上に作ります。サーバーシステムを構築することで、ローカル環境でPHPプログラムを動かして試してみたり、WordPressの動作を確認することができます。簡単に言うと、本番はレンタルサーバー等で行って、お試しをMAMP上のサーバーで行ってしまおうということです。もちろんこのまま公開することもできますが、私の場合は半分お遊びで作ります。
Windowsには、「XAMPP」っていう同じく仮想サーバーを構築するソフトが有名ですが、MacではいつもMAMPが出てくるので寄らば大樹の陰という言葉の通りMAMPを迷わず選びました。
MAMPをダウンロード
MAMPのファイルをダウンロードします。MAMPのHPを訪れて、Proではない、MAMPだけをダウンロードします。
画面上位の「FREE!」を迷わず選んでダウンロードしました。
どうやら、PROと同じひとつのファイルをダウンロードするようですので、そのままポチッとダウンロードしました。言語に日本語の表示も見えたので少し安心しています。ちなみにMacは標準でApachを備えているようです。まぁ使いにくのでMAMPをダウンロードしているのですが、2重でファイルを持つことになるので少し容量的にはもったいないですね。さて、ダウンロードが始まると245MBとまぁまぁの大きさがありまして、私のADSL環境では結構な時間がかかりました。
MAMPインストール
ダウンロードが無事に終わりました。早速インストールを行います。Proと通常と同じファイルなのでどこかで、選択があるかと思いましたがまったくなくそのままインストールが終わってしまいました。どうやら起動時に「Proにしません?」って聞かれるタイプのソフトウェアなのかと思いながらインストールはあっけなく完了しました。
まったく設定等なくインストールが完了しました。
MAMPを起動してみる。
LaunchPadを覗いているみると、MAMPとMAMPPROと、SeqelProという3つのアイコンが生まれていました。Proを削除したいのですが、これは後ほど試したいと思います。迷わずに、MAMPをクリックして起動します。
という画面が表示されました。「設定」をクリックして中身を見ていきます。
設定の最初の画面が、起動時の動作についてですね。
デフォルトでは、上記のような状態です。起動と同時にサーバーを動かすことができるようですが、とりあえずそのままにしておきます。
次に、ポートを見ていきます。変です。正直言って変です。このようなポート設定はあまり見たことがありません。Apacheポートは、通常は80ですから、下に見えている、「WebとMySQLのポートを80と3306に設定」というボタンをクリックして変更しました。ポートの入力されている数字が変更されました。これは、複数のポートを開けて仮想環境を複数持てるための仕様なのだと思いますし、Macには標準でApacheが搭載されているから競合しないような設定になっていると思われます。
[システム環境設定]→[共有]を開いて、[インターネット共有]が[入]になっている場合は、Apacheが起動しているので切っておく必要があります。
次に、PHPのバージョンを聞かれています。どうやらデフォルトでは最新バージョンが入っているようです。何も考えずにそのままにしておきます。
最後に、Webサーバを選択できます。Apacheと、Nginex(エンジンエックス)が選択できるようになっています。Nginexは、Apacheを凌ぐ高効率処理と、同時接続処理に優れたWebサーバーエンジンとして採用される例が増えているようです。興味はありますがそのままApacheにしておきます。
設定が終わったので、[サーバーを起動]をクリックして起動させます。
無事にサーバーの起動が完了しました。やはりProにしましょうというプロモーションが入りますがこれは仕方がないですね。これでローカルサーバ環境が構築できました。実際にはPHPのコードを書いてみて動作確認をしながら、MySQLを動かしてみる作業へと入っていきます。
とても簡単にローカル開発環境が構築できるMAMPはとても魅力的なアプリケーションだと思います。XAMPPよりも設定においては簡単じゃないでしょうか。UNIXベースのMacならではかなと思います。